AGA(男性型脱毛症)とは
AGA(男性型脱毛症)は進行性の疾患であり、早期の発見と対策が重要です。頭髪の発毛サイクルの乱れが主な原因で、ホルモンや遺伝が関与しています。
現在は内服薬・外用薬など多様な治療法が存在します。
AGAとは?—男性型脱毛症の基本知識
AGA(男性型脱毛症)は、思春期以降に始まり、徐々に進行する脱毛症で、特に前頭部や頭頂部の髪が細くなり、徐々に薄毛が進行するのが特徴です。
- 思春期以降に発症すると言われています
- 主に前頭部・頭頂部から薄毛が進行します
- 自然に治ることはなく、放置すると徐々に進行します
- 遺伝的要因と男性ホルモンが関与していると言われています
発毛のサイクル(ヘアサイクル)
髪の毛は「毛包」という器官で作られ、以下の3つの周期を繰り返して、伸びては抜けて、同じ毛包からまた新しい髪の毛が生えてきます。
- 成長期:髪が積極的に伸びている期間で、毛髪が太く長くなります。
- 退行期:髪が成長が止まり始める期間で、毛根が縮小していきます。
- 休止期:髪が抜ける準備をする期間で、毛根が皮膚の浅い位置に移動し、自然脱毛が起こります。
AGAではこのサイクルのうち、成長期が短縮され、髪が十分に育たないまま退行期から休止期に入ってしまうため、細く短い毛(軟毛)になって、抜けてしまいます。軟毛は前頭部と頭頂部に見られます。
AGAの原因
AGAの主な原因は以下の通りです
- 男性ホルモン(DHT:ジヒドロテストステロン)
男性ホルモンのテストステロンが、5α-還元酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)になります。DHTが毛包に作用すると、髪の毛の成長が抑制され、成長期が短縮します。 - 遺伝的要因
遺伝的に男性ホルモンの影響を受けやすい体質が関与しています。
AGAの治療法
現在、AGAには複数の治療法が存在し、症状や希望に応じて選択できます。
(1) 医師の処方箋が必要な薬
薬の名前
- フィナステリド(商品名:フィナステリド錠、プロペシア錠):推奨度A
テストステロンをDHTに変換する5α-還元酵素II型の機能を抑制します。 - デュタステリド(商品名:デュタステリドカプセル、ザガーロ):推奨度A
フィナステリドと同じく5α-還元酵素の機能を抑制します。フィナステリドがII型を抑制するのに対し、デュタステリドはI型・II型の両方を抑制します。
薬の服用に関して
◎フィナステリド・デュタステリドは共に、6か月以上継続して服用することで効果を実感できると言われています。目安としては、以下の通りです。
- 開始~3か月:
抜け毛の減少、生え際にうぶ毛が出てくる. - ~6か月:
うぶ毛が太く伸びてくる、薄毛が目立ななくなり始める. - ~1年:
明らかな抜け毛の減少、生え際が前進する、毛髪のボリュームを感じる
※効果には個人差があります。
薬の注意点に関して
- 服用をやめると再び5α-還元酵素が作用して薄毛が進行する可能性があります。
- DHTが少なくなるため、性欲減退、勃起機能不全、射精障害を生じることがあります。フィナステリドよりもデュタステリドの方がわずかに頻度が高いとも報告されていますが、どちらも頻度は低いです。
- 肝臓で代謝されるため、稀に肝機能障害を引き起こす可能性があります。
- 前立腺がんの検診や前立腺がんが疑われて医療機関を受診される際には、内服していることを医師にお話しください。フィナステリド・デュタステリドは前立腺がんの検査で測定するPSA値を低下させると言われています。
- お子様が誤飲しないように注意してください。女性、特に妊娠中または妊娠の可能性のある女性は絶対に服用しないでください。皮膚を介して吸収される可能性もあるため、薬剤の表面にコーティングはされておりますが、触れるのも控えて下さい。
(2)市販の育毛剤に配合されている成分:
- ミノキシジル:推奨度A
ミノキシジルはAGA治療で用いられる代表的な外用薬です。毛包に直接作用し毛母細胞の活性化や毛包の成長を促進すると考えられています。フィナステリド・デュタステリドとは作用が異なるため、併用することで相乗効果が期待できます。
服用時の注意点
◎使用初期に一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」を起こすことがあります。これは、毛髪サイクルを正常化する過程で生じる現象です。
◎塗布した部分に痒み、赤み、かぶれ、フケなどが生じることもあります。
- アデノシン:推奨度B
アデノシンは、体内に存在する生体物質で、発毛を促進し、太く、しっかりとした毛髪の成長をサポートします。ミノキシジルとは異なる作用機序で発毛を促すため、併用による効果も期待できます。 - t-フラバノン:推奨度C
毛髪の成長を抑制するシグナルを阻害して、毛髪を抜けにくくする作用(抗脱毛作用)があるとされています。
(3)薬を用いない治療法:
- 低出力レーザー照射治療:推奨度A
特定の波長のLEDや低出力レーザーを頭皮に照射する治療法です。その結果、毛母細胞が活性化されることで、発毛が促されると考えられております。非侵襲的な治療法であり、副作用のリスクも低いと言われております。専門クリニックで行う他、家庭用の機器も市販されております。安全性の高い治療法ではありますが、効果には個人差があります。また、医療機器として承認された製品を選び、正しい使用頻度・時間を守ることが重要です。
まとめ
AGAは進行性の疾患であり、早期発見・早期治療が鍵です。現在は治療の選択肢も広がっており、適切な治療によって進行を抑えることが期待できます。当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせた治療を行い、薄毛・抜け毛のお悩みを継続的にサポートしてまいります。
ビタミン注射について
ビタミン注射とは?
「ビタミン注射」は、ビタミンB1(チアミン)を中心としたビタミンB群やビタミンC(アスコルビン酸)などを配合した注射です。
注射液に含まれるビタミンB1が体の中で代謝されるときに、ニンニクに似たにおいを感じることから、ビタミン注射とも呼ばれています。においは一時的なもので、すぐに治まりますのでご安心下さい。
主な成分と働き
ビタミンB1(チアミン)
糖分をエネルギーに変換するのを助けます。また、乳酸などの疲労物質を分解するため、疲労回復の効果があります。
他にも、神経や筋肉の働きを整えるため、肩こり・神経痛・倦怠感の改善にも役立ちます。アルコールの分解にも関わることから、二日酔いに効果があります
ビタミンC(アスコルビン酸)
コラーゲンの生成に必須の成分で、肌のハリや弾力維持、骨の強度維持、目の健康維持、爪や髪の健康維持に必要です。メラニンの生成を抑え、日焼けやシミを防ぐ作用もあります。
耳鼻科の分野では、風邪やストレスに対する抵抗力を高める効果が期待できます。
こんなときにおすすめです
- 疲れやすい・だるさが抜けない(夏バテ、冷え性にも)
- 風邪をひきやすい、風邪のひきはじめ
- 寝不足やストレスが続いている
- 肩こり・筋肉痛が気になる
- 飲み会の翌日や、二日酔いがつらい
- 仕事や勉強で集中力を保ちたい
- 体調を整えたい
注射で直接血中に吸収されるため、内服より即効性が期待できます
注射の頻度
感じ方には個人差がありますが、ビタミン注射の効果は一般的に3日前後続くとされています。
- 疲れが強いとき:週1〜2回ほど
- 体調維持目的:2〜4週に1回ほど
生活リズムに合わせて、無理のないペースで続けていただけます。
副作用・注意点
重い副作用はほとんどありませんが、まれに
- 注射部位の痛み、発赤
- 一時的なにおい(呼気で感じる程度)
が出ることがあります。腎臓や肝臓のご病気がある方、妊娠中・授乳中の方は医師にご相談下さい。
費用
ビタミン注射は 保険適用外(自費) となります。
血液型検査について
当院では、血液型(ABO式・Rh式)の検査を自費診療で行っています。
※血液型検査は、治療や診断に直接必要な場合を除き、健康保険の適用外となります。
そのため、「自分の血液型を確認したい」、「学校・就職先への提出用に知りたい」などの目的で行う場合は、自費での検査となります。
こんな方が対象です
- 自分の血液型を正確に知りたい方
- これまで血液型を調べたことがない、または記録が残っていない方
- 健康管理や確認目的で血液型を調べたい方
検査内容
- ABO式血液型
- Rh式血液型
費用
血液型(ABO式・Rh式)の検査は 保険適用外(自費) となります。
料金はこちらからご確認ください。
ご希望の方は、受付または診察時にお申し出ください。