- 2026年7月10日
イヤホン難聴について-音の出し過ぎに気をつけましょう-
通勤や通学、勉強中や運動中など、イヤホンやヘッドホンを使う方が増えています。しかし、大きな音で長時間音を聞き続けると、「イヤホン難聴」と呼ばれる聞こえの障害を起こすことがあります。
イヤホン難聴とは?
イヤホンやヘッドホンで大きな音を長時間聞き続けることで起こる難聴で、騒音性難聴の一種です。耳の奥にある音を感じ取るための細胞(有毛細胞)が傷つき、聞こえが悪くなった状態です。一度傷ついた有毛細胞は元に戻らないため、予防がとても大切です。
こんな症状はありませんか?
イヤホン難聴は、徐々に進行し、初期には自覚症状がほとんどないことが多いです。初期症状としては以下のものがあります。
- 耳鳴り:
イヤホン使用後に「キーン」「ジー」といった耳鳴りが一時的または持続的に起こることがあります。
特に長時間続く場合は注意が必要です。
- 耳閉感:
耳が詰まったような感覚や、耳に膜が張ったような違和感を感じることがあります 。
- 騒がしい場所での聞き取り困難:
雑踏やレストランなどの騒音下で会話が聞き取りにくくなることがあります 。
これらの症状が続く場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
どんな人がなりやすい?
特に次のような方は注意が必要です。
- イヤホンを毎日長時間使う
- 周囲の騒音に負けないよう音量を上げる
- 通勤電車やバスの中など騒音がある環境でよく使用する
- 音楽や動画を寝る前まで聞いている
最近では、小学生や中学生など若い世代でもイヤホン難聴がみられるようになっています。
耳を守るためのポイント
◎音量は控えめに
イヤホンをつけた状態でも周囲の人との会話ができる程度を意識しましょう。成人では80dBで週40時間程度、
小児では75dBで週40時間程度までが比較的安全な目安とされています。
◎長時間続けて聞かない
1時間程度聞いたら、10分程度耳を休ませましょう。
◎騒がしい場所では特に注意
電車内などの騒音下では無意識に音量を上げてしまいます。ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンも役立ちま
す。
◎耳鳴りや聞こえの変化を放置しない
「そのうち治るだろう」と様子を見ていると、知らないうちに症状が進行していることがあります。
まとめ
イヤホンやヘッドホンは便利な道具ですが、使い方によっては耳に負担をかけてしまいます。
「少し小さめの音で」「時々耳を休ませる」
この2つを意識するだけでも、耳を守ることにつながります。
大切な聞こえを守るために、今日からできることを始めてみましょう。